今回初めて米国株を売却しました。
米国株投資のコンセプトは長期、インカムゲインです。バフェット太郎氏の著書を読み、永続的(と思われる)ブランド力のある米国株銘柄を8銘柄選定し、毎月入金&投資を継続しながら配当を生み続けるマネーマシンを作るという手法です。
まずはあまり頭でっかちにならないように初めてみてから考える、ということで自分でも知っている企業を選んでスタートしたわけですが、その中にIBMがありました。
IBMは実は一年前の段階でGTS部門(インフラ)を分社化する旨、発表していました。すなわちtoushiが米国株投資を開始する以前の話です。ここに気づいたのがなんと先週でした。その後よくよく調べてみると分社(スピンオフ)の結果、IBM株5株に対して新会社キンドリル株1株を支給、いずれの株式も特定口座から一般口座に移管されるとのこと。
サラリーマン投資家にとって特定口座というのは源泉徴収により自動的に税金が計算されるもはや必須の機能であり、一般口座になるということは買値、売値、そして為替まで記録する必要があるということ・・・らしい。どのみち米国株式の配当金は二重課税回避のために確定申告をすることになるのだが、初年度から確定申告の難易度は上げたくないな、という思いから売却を決定。
さらにネット上で情報収集をしてみると、同様の理由で皆様、もっと早いタイミングでIBM株を売却していた模様。なんとtoushiは底値狙い撃ちで売却することになってしまったわけです。
米国株投資開始後であればある程度のニュースチェックはしているので引っかけられた可能性があるのですが、開始前のニュースということが仇になりました。いや、もちろん普通は調べてから開始するのでしょうけど。
よくよく考えると投資開始後もそこまでニュース、決算を気にしていないことにも気づきました。そう考えるとミニ株やらでやたらと銘柄を増やすのはリスク(というか負荷)です。2年目以降の方針についても見直すべきか・・・。
なんにせよ、いろいろと気づきが得られたIBMスピンオフ事件でした。
ちなみに、スピンオフ完了後に特定口座でIBM株を購入すれば元通り特定口座での運用を再開可能だそうです。ということでお荷物部門であったGTSの荷が下りたIBMに再度投資するか否か、検討していきたいと思います。
あとバフェット太郎氏もIBM売却していました。「投資したことを忘れた方がリターンが良い」「愚直に積み立てる入金力が大事」という言葉もありますが、やはり個別株はある程度の情報収集とクールさは必要ですね。